2013年3月28日木曜日

3月学習会(精神障がい者・発達障がい者の犯罪について)

今日はまだ、春休みということで、図書館学習室が16:30で閉まってしまうということでしたので、外のベンチ?みたいなところで学習会を行いました。
非常に開放的で夕日がまぶしかったです(笑)

今日の学習会のテーマは「精神障がい者・発達障がい者の犯罪について」でした。
最初に誤解のないように書かせて頂きますが、精神障がい者・発達障がい者の犯罪は多いと思われますが、実際はそうではありません。(ただし、殺人、放火に限っては有意に多い)
ですが、グーループワークを連携して行う施設でも、精神障がい者、発達障がい者の受け入れをしているということでいしたので、知識だけでも身につけておこうかと今回の学習会を行いました。

まず、広汎性発達障がい(自閉症、アスペルガー障がい、知的障害等)、精神障害(統合失調症等)の用語の整理、症状の確認をし、障がいのために責任能力がなく、不起訴になった場合どのような治療をたどるのか等をおっていきました。
また、そもそも責任能力って何なのかや、精神障がい者、発達障がい者による犯罪の被害者遺族の気持ちなどを確認していきました。

今回の学習会では、犯罪被害者遺族の気持ちを無視してまで、精神障がい者・発達障がい者の人権を尊重して良いのかということや、責任能力がないからといって不起訴にして良いのか?犯した罪は罪として裁くべきではないのか、というような意見や、逆に誰の人権を侵害する権利もないという意見や、責任能力がないまま、起訴して刑事裁判になったところで、本当に罪を償う気持ちがあるのか分からないし、刑事裁判は長すぎて、治療が遅れてしまう等の意見がありました。
また、精神障がい者・発達障がい者の犯罪者の受け入れ先が社会にないこと、精神障がい者・発達障がい者に関する、一般の人の関心の薄さ等も指摘され、私たち自身も関心を高めていかなくてはいけないと改めて感じました。


また、少し論点はずれますが、私自身、今回の学習会の資料を作りながら、いろいろ考えましたが、BBSの皆と考えをシェアすることで、そういう考え方もあるなと、沢山刺激を受けました。私は普段、心理学を学んでいる人とばかり一緒にいるので、福祉や法律領域等を勉強している人と話し合えた今日の学習会は、本当にいろいろな視点から考えることができて良かったと感じるとともに、もっと視野を広めていかなければならないと思いました。
今日、参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

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